モロッコという永遠 — Chapter: 03「奇跡の刻印」

無限に続くかと思われる左右対称の反復。私は、時間が経つのも忘れて埋め尽くされた幾何学的な文様に見入っていた。

突然、強い日差しが戻ってきた。中庭の大理石に照り返す光に、すべてが忽然と浮かび上がり、暗く沈んでいた木部にも微細なる文様の痕跡が見てとれた。

そのすべてを記録しようとカメラを構え、絞りを深めた。その瞬間、向かいの窓から男が顔を出した。反射的に、シャッターを押す。

どこまでもクリアなレンズ、そして優れた操作性。狙った瞬間、即座に最適な撮影モードに設定を変えながら撮影できるのがSIGMA DP2 Merrillの身上だ。色やピントの確認も、高精細な液晶画面が確実に応えてくれる。私はただ、思いのままに構図を決め、撮り続けるだけだ。

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マラケシュのメデルサ・ベン・ユーセフ。メデルサとは神学校のこと。小さなドームには鍾乳石のようなムカルナス装飾が潜んでいた。

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竹を削ったペンで書かれた「モロッコ」という文字。様式によって様々な表情に変化する。

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圧倒されるような大きさを誇るようなマラケシュの王宮の門。SIGMA DP2 Merrillは、微細な装飾を描き切りながらも、ブロンズの重厚感までも、しっかりと記録してくれた。

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フェズのアッタリン神学校を訪れたとき、奇跡のように雨が降った。半世紀ぶりの雨に700年前に建てられた当時の静謐さが漂う。濡れた大理石に文様が映り込んでいる。私は床に座り、SIGMA DP2 Merrillのシャッターを静かに押した。

  • Chapter: 01「陰影の磁力」
  • Chapter: 02「色彩の迷宮へ」
  • Chapter: 03「奇跡の刻印」
  • Chapter: 04「印象の織布」

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