モロッコという永遠 — Chapter: 01「陰影の磁力」

いたるところ同じような外壁が連なる古都・フェズ旧市街。厚く高い外壁は、素朴な色に塗り込められているだけで、一切の装飾は見られない。

迷路のような路地を何度曲がったことだろう。「ここです」と促され、重厚な木扉の先へ足を踏み入れる。

眼前に細かいモザイクで埋め尽くされた大きな空間が広がった。モロッコの伝統的邸宅、リアドである。

どのような時を重ねて、この館は今ここに存在しているのか。これほどの装飾を施すのに、どれだけの手仕事を必要としたのか。そして、ここでどのような物語が紡がれたのだろうか…。

込められたものに思いを馳せ、呆然と立ちすくんでいると、「どうぞ」とミント茶をすすめられた。

差し込む光が美しい陰影を刻み、幾何学的な様式に命を与えている。刻々と表情を変えるさまを目で追いながら、構え、撮った。

回廊の奥は闇だ。しかしSIGMA DP2 MerrillのRAWフォーマット、X3Fデータなら、そこに届いている微かな光をも、きっと捉えているはずだ。

古都・フェズの旧市街遠景。下は上の写真の中央部原寸表示。SIGMA DP2 Merrill搭載のDPレンズは、密集した建物も、おびただしい数のパラボラアンテナも、ありのままを記録する。

装飾には、さまざまな文様が重なるように連なるが、不思議に調和していて違和感を感じない。

  • Chapter: 01「陰影の磁力」
  • Chapter: 02「色彩の迷宮へ」
  • Chapter: 03「奇跡の刻印」
  • Chapter: 04「印象の織布」

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