IDENTITY より主体的な写真表現のために新開発・専用設計された、高性能標準レンズの豊かな可能性。

「パースペクティブ」を味わう広角レンズ

DP1xに搭載されているレンズは、35mm換算28mm相当の広角レンズです。広角レンズは、人間の視覚以上の画角を持っているために、遠近感を活かしたよりダイナミックでドラマ性をもった作画を可能にします。

もっとも典型的な利用例は広角レンズ独特のパースペクティブを存分に生かすことのできる、風景写真や建築物の写真でしょう。青く澄んだ大空をダイナミックに表現する、白い雲や真っ赤に焼ける夕焼けをドラマチックに表現する、歴史的建造物や、現代建築技術の粋を集めて建立された建造物を、迫力を持たせて切り取るなどの表現も思いのままです。

ワイドな画角、奥深い写真表現力

広角レンズはスナップ写真にも適しています。手ぶれを起こしにくく、被写界深度を深くとることができるというテクニカルな利点もさることながら、広い画角を活かして、ちょっとした人間ドラマの機微や、なにげない日常の風景に垣間見られる意外性を一枚の写真に収めることもできます。

ポートレートも広角レンズでぜひ試していただきたいジャンルです。ポートレート写真には、標準から望遠のレンズを使うことが多いため、広角レンズによるポートレート写真はより新鮮な印象をもたらします。オーセンティックなバストアップ写真なら縦位置で。また、縦横問わず、背景をうまく取り入れたり、逆に整理することで、奥行き感を出し、ドラマ性のあるポートレート写真を撮ることもできるでしょう。

写真を始めて望遠レンズの描写に興味を持ち、つづいて広角レンズの魅力にはまる人が多いと言われますが、これは広角レンズのもつ多様で奥の深い表現力に魅了されるからにちがいありません。雑多なものも画面内に入りこんでくる難しさをもつ一方で、よりドラマチックな表現を可能にする広角レンズは、知れば知るほどに写真の深遠な喜びに触れさせてくれるレンズであるともいえるのです。

能動的なフレーミング、主体的な楽しみ

DP1xは、他のSIGMA DPと同様に単焦点レンズを採用しています。レンズ一体型カメラにおいても高性能ズームレンズが主流となっている現在では、これは一風変わった選択と見る向きも多いでしょう。たしかに撮影範囲の限られた場所では、広角から望遠までカバーできる高倍率ズームレンズのカバーフィールドの広さは、無敵の利便性を発揮してくれるはずです。このような状況で、適正でない画角の単焦点レンズをつけたカメラを使って撮影した経験のある方ならば、「どうにも絵にならない」という経験をしたこともあるのではないでしょうか。

しかしながら単焦点レンズは、ひとたび真剣に向き合えば、わたしたちに写真の原点を再認識させてくれます。被写体を選び、その被写体が最も美しく見える角度を見極め、その角度に最適なフレームを与える。被写体に注ぐ光や影、色に配慮する。これらすべてが写真を撮る行為そのものであり、撮影者が一連の営みを通して被写体と主体的に関われるようにならなければ、「自分自身の写真」とはいえないのではないか、とシグマは考えています。

単焦点レンズでの撮影は、撮り手が自ら動いてフレームを決めなければなりません。しかし、被写体を最適に撮影するための画角が決まれば、どのようなレンズを使おうともこうした基本姿勢は変わらないはずです。むしろ単焦点レンズでは、撮り手が能動的にフレーミングを摸索することを通して、これまでの撮影のありかたを見直し、自分らしい写真との新たな関係性を再構築するきっかけを与えてくれることでしょう。

DP1xで撮影の楽しみを再発見し、あなたのクリエイティブマインドを存分に満足させてください。

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